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中盤以降に失点重ねる 8連敗のレバンガ
終わってみればまた完敗だった。レバンガは序盤こそ難敵の川崎と競り合ったが中盤以降、相手の多彩な攻めに押し切られた。7試合ぶりに2桁得点をマークした葛原は「プレーの細かなところや気持ちの(強さの)差が結果に表れてしまった」と顔をしかめた。
1点リードの第2クオーター6分すぎに川崎の藤井の3点シュートで逆転されると、その後はインサイドも崩され失点を重ねた。7点を追う第3クオーターは調子を上げたファジーカスらに次々と3点シュートを決められ30失点。第4クオーターは中へ飛び込んでくる増田に手を焼いた。
勢いを増す相手に追いすがりたいところだったが「(川崎の)守備の強度が上がり、僕たちは良い形で球をもらうことができなくなっていった」と葛原。シュート成功率は43・8%で、相手を10ポイント近く下回った。
川崎にはこれで12連敗。現役時代に川崎の前身の東芝で活躍した宮永ヘッドコーチ(HC)は「攻撃でも守備でも、ここ一本という場面の遂行力が高かった」と古巣の地力に感服していた。
リーグ戦は2週間の中断を経て終盤戦へ突入する。「(ファンへ)勝利を届けるのが私の使命。全力で挑む」。宮永HCは今季ワーストの8連敗からの巻き返しを期した。(木津谷学)