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こんな症状で陽性? 感染経路はわからずじまい 記者コロナ体験記①

編集本部 石川仁美


 2020年11月29日日曜日ー。

 朝起きて枕元のスマホを開くと、大好きなアイドルグループNEWSの加藤シゲアキさんと小山慶一郎さんが新型コロナウイルスに感染した、というニュースが目に入りました。

 その時は「えー、シゲ、マジかー。大丈夫かな」と、「自担(じたん)」(ジャニーズ用語で、応援しているタレントのこと。シゲは加藤シゲアキさんの愛称)の健康を案じたわけですが、後日判明するよう偶然にも、私も同じ日にコロナに感染していました。普通なら、大好きな人との偶然の一致は「奇跡!」と小躍りするのですが、今回は苦笑いするしかありませんでした。

 私は幸いにも軽症で後遺症もなく、自宅と宿泊施設での療養を経て、約2週間で職場復帰しました。多くの同僚に「コロナに感染したらどうなるの」と声をかけられました。新聞社で最新の情報に触れているつもりでも、実際に感染したらどうなるのか、どうすればいいのか、そんな情報は持ち合わせていないのが実情です。


 知識によって助けられることも多いはず。私の経験を通じ「コロナに感染したらどうなるか」を追体験し、(読者の)皆さんや周囲の方の健康を守ることに役立てていただければと「どうしん電子版」に記事を書くことにしました。記事の内容は当時の体験に基づくため、現在とは違う点があるかも知れません。ご了承ください。

■病院では風邪かアレルギーと

 「新型コロナウイルス、陽性でした。近く、宿泊療養をしていただきます」

 札幌市保健所からの電話でこう伝えられたのは、12月3日の昼過ぎでした。北海道全体で206人、うち札幌で135人の感染が発表された日でした。

 私の所属する編集本部は主に紙面編集を担当する部署で、夜勤と日勤を繰り返すシフト制の職場。夜勤は午後6時ごろから午前1時すぎまでの勤務です。


 わたしが体調の異変を最初に感じたのは11月28日のこと。前日は夜勤で、私はこの日から3連休。朝起きるとひどい鼻づまりで、「鼻風邪ひいちゃった」ぐらいの感覚でした。臭いが分かりづらい感覚はあったものの、普段通りに過ごしました。

 しかし、ほとんど臭いがしないほどの鼻づまりと鼻水、鼻の奥の腫れと症状は悪化。29日は外出せず市販薬を飲んで過ごし、30日に自宅近くのクリニックへ行きました。

 お医者さんには嗅覚障害も伝えましたが、鼻の奥が腫れているとのことで「風邪かアレルギーじゃないか」との診断。薬を処方され帰宅しました。ただ「コロナが流行しているので、気になることがあれば保健所に問い合わせてほしい」とは念を押されました。

■消える嗅覚に不安が募る

 コロナの可能性は低そうだとお医者さんに言われたとはいえ、次第に嗅覚が消え、とうとうコーヒーや芳香剤の香りも感じなくなり、不安が募りました。そして、次の日は仕事。万が一を考え、30日夜に札幌市のコロナ窓口に電話し、症状を相談しました。

 程度が軽いこともあってか電話口の担当者も判断しかねたようで「明日、別の担当から改めて連絡する」との回答。仕事に行くべきか悩みましたが、12月1日朝、会社に連絡し事情を説明し、休むことにしました。

 家で保健所からの連絡を待っていると、昼すぎに着信がありました。担当者から「経験上、コロナの可能性は低いと思うが、勤務先への影響もあるのでPCR検査をしましょう」と伝えられ、翌2日にPCR検査、そして翌3日のコロナ宣告となったのです。

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