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道内65市町村で成人式 異例の門出 自覚と願いと 中止13市町 撮影会・催しに笑顔

 「成人の日」の前日の10日、道内65の市町村で成人式が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大により、85の市町村が延期や中止を決めた中、各会場では感染防止に配慮。札幌市など中止となった13市町でも、代替の催しなどが開かれた。コロナ禍で人生の節目を迎えた新成人たちは、感染収束の願いとともに、大人への一歩を踏み出した。

 釧路管内白糠町では、新成人41人が式典に出席し、晴れ着にマスクやマウスシールド姿で友人との再会を喜んだ。飛沫(ひまつ)が飛ばないよう町歌などは歌わず、保護者の入場制限も行ったが、白糠町職員の船坂恭平さん(20)は「大人になった実感がわいた。仕事をもっと頑張りたい」と決意を新たにした。

 472人が出席した室蘭市では、式典を出身中学ごとに3回に分け、約30分ずつに短縮して行った。壇上での接触を避けるため、新成人代表の宣誓も取りやめに。釧路公立大2年の遠田勇気さん(19)は「コロナ禍で大変な世代と言われるが、ピンチをチャンスに変え、公認会計士を目指したい」と目標を語った。

 稚内市でも密集を避けるため、三つのグループに分かれて入場。新成人192人には式典後も5人以上での会食の自粛を求めた。市内の会社員三宮武尊(みみやたける)さん(20)は「みんなで集まれないのは残念。早く感染が落ち着き、昔の話で盛り上がれる日が来れば」と話した。

 道教委によると、新成人は前年より480人多い4万6890人。道内179市町村のうち、84市町村が1月10日までに、オンラインでの開催を含めて式典を行う。

 延期や中止は85市町村に上ったが、この日は住民の手で新成人を祝う動きが広がった。

 

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