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<こどもみなぶん>安倍前首相 今は何してる? 衆議院議員としてコロナ対策でも活動

 「安倍さんは今、何をしているの?」。江別市の小学6年生、岸本来駿さん(12)の質問です。「安倍さん」とは安倍晋三前首相。「以前は毎日テレビで見てたけど、首相が代わって見なくなった」ので気になったそうです。

 昨年9月に体調不良を理由に首相を辞めた安倍さん。2006年9月から07年9月までの間も首相でしたが、その時も体調が悪くなり交代しました。12年12月に再び首相となり、今度は7年8カ月続けました。首相として働いた日数は最も長い記録です。

 かつては1年ごとに首相が交代した時代もありましたが、若い世代のみなさんにとっては、「首相は安倍さん」というイメージが強いのかもしれません。

 安倍さんは今、国会議員として働いています。国会議員は、衆議院と参議院という二つの議会に分かれて国の法律や政策について話し合っています。安倍さんは衆議院議員として本会議という大きな会議に出席し、少数で会議をする委員会では、議員のルール違反について話し合う「懲罰委員会」に参加しています。

 議員の仕事は議会だけではありません。

 安倍さんは、昨年11月に立ち上がった「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の会長となりました。新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた経済を再生するための提案をしていこうと、自民党の同じ考えの議員でつくるグループです。最初の会合で「菅(義偉首相)政権をしっかりとみなさまとともに支え、経済のコロナ危機を乗り越えていきたい」とあいさつしました。

 長年、首相を務め、自民党のトップとして選挙で何度も勝利したことにより、首相を辞めた後も発言に注目が集まり、自民党内での影響力があるようです。

 質問を寄せてくれた岸本さんは「この前、テレビに安倍さんが映っていました」とも投稿していました。

 首相時代に開いていた「桜を見る会」という行事の前夜に、地元の山口県の人たちを招いた夕食会の問題が昨年12月、急展開したからです。夕食会の費用の一部を安倍さん側が出し、政治活動のお金を記録する報告書に正しく記入していなかったため、安倍さんの当時の秘書が罰金刑を受けました。安倍さんは記者会見や国会で「自分は知らなかった」と説明し、「申し訳ない」などと話しました。

 政治を研究する札幌大学名誉教授の浅野一弘さんは「首相を長い年数務めたのであれば、その責任もより重いです」と言います。アメリカでは大統領が辞めた後に大統領の名前をつけた図書館をつくり、資料などを保管・公開しているそうで、浅野さんは「首相は辞めてからも国民に説明し続けることが求められます」と話しています。
(東京報道首相官邸キャップ・佐藤陽介、報道センター・門馬羊次)

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