PR
PR

#21年卒遠隔座談会(下) #オンライン面接 熱意伝える「明確な言葉」

 今春卒業する大学生らの就職活動では、Zoom(ズーム)などオンライン会議システムを使って企業の面接を受けるケースが増えた。新型コロナウイルス対策などで今後も利用される可能性が高い。2021年卒の大学4年生3人による遠隔の匿名就活座談会の最終回ではオンライン面接の実際と対応のポイントを中心に聞いた。(青山実、司会も)

 ――就活にコロナの影響が出始めたのは昨年3月のまさに解禁時期のころからでした。面接にはどんな影響がありましたか。

 前田 最初の面接は道内の食品メーカーで3月中旬でしたが、実施直前に「対面式に代えてオンラインで行います」というメールが届き、少し戸惑いました。私の場合、緊急事態宣言が解除される5月末までの面接は全てオンラインで、6月以降は対面式が少しずつ増えていきました。

 境 4月に受けた東京の就職情報会社が対面からオンラインに変わりました。就活生を取り巻く状況はみんな同じですから、不安になることもなく受けました。

 岸井 面接は3月初めに受けたドラッグストアが最初でしたが、コロナの前からオンラインと決まっていたので特に影響はありませんでした。

■部屋の明るさに配慮

 ――オンライン面接を受けた場所や服装などについて教えてください。

 岸井 自宅のリビングです。選んだ理由は面接の際に背景として使える白い壁があり、家の中では最も明るいからです。立ってあいさつしてくださいと言われるかもしれないと思ったので、服装は上下のスーツ。メークは普段より濃いめにしました。

 前田 自分の部屋です。立つ場面も想定して服装は上下のスーツにしました。

 境 私も自分の部屋です。服装はスーツのときもありましたが、私服OKの企業では上は襟付きの長袖シャツ、下はスエットでした。

 

 ――使用した機器やアプリは。

 前田 用意したのはスマホとマイク付きのイヤホンです。画面が小さくても困ることはありませんでした。面接用のアプリは企業によって異なり、指定に沿ってネットからダウンロードして使いました。

 境 パソコンとイヤホンです。私のときは受ける企業が面接用のURLを送ってくれたのでそれを使いました。

 岸井 私もパソコンとイヤホンです。

 

 ――いま思い返してみるとオンライン面接のポイントはどのように考えますか。

 前田 自宅の場合は通信環境をしっかり確認すること。あとは対面式と同じで、自分なりの想定問答集を作るとか、できれば練習もしておくとよいでしょう。

 岸井 面接会場で待つのと違って始まるまでは緊張感を持ちにくいと思います。私は緊張感を持った方が集中できるので、開始時間の30分ほど前からパソコンの前に座って気持ちにスイッチを入れていました。

 境 以前、ある企業の人事担当者から熱意が伝わる割合は対面が80%に対し、オンラインは50%と言われたことがあります。画面で見えるのは上半身だけで、全体の雰囲気を感じてもらえないためだと思います。熱意を伝えるには声のトーンや表情も大切ですが、伝えたいことを明確な言葉にしておくことが一番ではないでしょうか。

■最終的な決断は自分

 ――最後に就活をする後輩の皆さんへのエールを書いて説明してもらえますか。

 境 「自分軸」。困ったときはほかの人に頼ることもできますが、最終的に決断するのは自分です。自分の強みを生かしてどういう仕事をしたいのかといった軸をしっかり持って取り組むとよいでしょう。

 前田 「行動、挑戦、振り返り」。まずは積極的に行動や挑戦をして、その後で振り返って改善点を見つけ、それを言葉にして蓄えていくことが大切だと思います。

 岸井 「自分次第」。就活では自分で考えたことや思ったことを実行していくことが大事です。どのような道が開けるかは全て自分次第です。

 どうしん電子版で過去の関連記事「感染警戒 ウェブで面接 スマホ活用 記者が体験」が読めます。

<取材後記> 3人の話を聞いていて言葉について考えさせられた。基本は相手に伝わることだが、就活では一歩進んで企業に熱意を理解してもらえることが成功のカギとなる。対面式に比べて雰囲気が伝わりにくいオンライン面接が広がる中で、言葉の重みが増している。今どきの就活の意外な面を感じた。(青)

PR
ページの先頭へ戻る