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①人口702人の音威子府村 忍び寄る「人的破綻」

■後継者いない道の駅 役場辞め継承

 令和の幕が開けた2019年5月1日は、道内で最も少ない人口702人(昨年11月末現在)の上川管内音威子府村に住む宗原均さん(58)にとって忘れられない日となった。38年間勤めた村役場から「道の駅おといねっぷ」の経営者に転身した「第二の人生」の出発点だからだ。

村職員から道の駅おといねっぷの経営者に転身した宗原均さん
村職員から道の駅おといねっぷの経営者に転身した宗原均さん


 村の委託を受けた地元の男性経営者が、人手不足や経営難を理由に特産品を提供する売店や食堂を閉店したのは17年末。併設のトイレしか使えない状態が続いた。当時、村の経済課長だった宗原さんは再建構想をまとめたが、肝心の後継者がどうしても見つからない。「見るに見かねて、自分がやるしかないと思った」

 村内の生産年齢人口(15~64歳)は436人。全員が村外出身者の村立おといねっぷ美術工芸高の生徒(108人)を除けば、実質的な働き手は328人にとどまる。宗原さんは「村の最大の課題は…

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