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<デジタル発>コロナ禍でもネットショッピング伸びない北海道 なぜ?

 新型コロナウイルスに揺れた2020年。生活は大きく変化した。2月以降、外出を抑制する日々が続き、消費生活は対面の買い物からインターネットショッピングにシフト。総務省の家計消費状況調査を分析すると、ネットを利用する消費が全国的に急増していることが分かる。その一方で北海道は伸びていない。何か理由があるのだろうか。
報道センター/門馬羊次、佐藤圭史


 家計消費状況調査は全国約3万世帯が対象で、ネットを利用した22品目の支出額などを月別で調べている。最新の20年10月の支出総額(2人以上の世帯)は、全国平均が1万7876円で前年同月より37・9%増え、比較可能な15年1月の調査開始以来、1カ月当たりの支出額が過去最高になった。コロナ禍で非接触型の消費が増え、ネットが盛んに利用されていることがうかがえる。全国9ブロック別では関東が最多の2万2212円となるなど、大都市の多い地域がネット消費をけん引している。

 一方、20年の北海道は前年同月を下回る月が多かった。上回ったのは、前年同月比15・7%増の1万2704円になった10月など、わずかふた月。またネットを利用した支出があった世帯の割合は、10月で40・7%と全国平均より約10ポイント低く、全国で最低だった。

 なぜ北海道のネット消費は伸びないのか。品目別に分析した。

 コロナ禍でネット消費の落ち込みが目立ったのは、「旅行関係費」(予約のみのネット利用も含む)と、映画やコンサート鑑賞、スポーツ観戦などのための「チケット」だ。北海道は4~6月の旅行関係費が千円を下回った。チケットの3~6月は100円に満たなかった。春から6月にかけて感染が拡大し、緊急事態宣言などによる旅行やイベントへの影響が鮮明に出ている。ただ、全国もほぼ同様の傾向で、夏以降の回復状況も含めて北海道と全国のグラフの曲線に大きな相違はない。


 全国でネット消費が急増しているのに北海道では伸びていない品目があった。「食料品」だ。


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