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二階氏に批判集中 求心力急落も 多人数会食主催・GoTo継続主張・派閥不祥事

 新型コロナウイルス対応などを巡り、自民党の二階俊博幹事長への逆風が強まっている。多人数のステーキ会食を主催し菅義偉首相を招いたことや、運輸族有力者として観光支援事業「Go To トラベル」継続を最後まで主張したことが反発を呼んだ。吉川貴盛元農水相の現金受領疑惑など自派閥の不祥事も相次ぐ。もともと他派閥との選挙区競合で党内の不満は蓄積しており、二階氏の求心力が急落する可能性もある。

 「飯を食うのが何で悪い」。二階氏は会食批判に、こう漏らした。14日夜、二階氏と首相、俳優の杉良太郎氏ら8人が集まって都内のステーキ店で会食。政府が少人数の会食を呼び掛ける中で批判が広がり、首相が陳謝する事態となった。

 党幹部は「たまたま行ったら大人数の場合もある。主催者の配慮が必要だ」と首相を擁護。だが、二階氏は記者会見で「マスクを取らなきゃ食事できない」などと政府の勧めるマスク会食でなかったことも示唆し、波紋をさらに広げた。

 会食は、首相が「トラベル」の全国一時停止を発表した直後。全国旅行業協会会長を務める二階氏は一時停止に猛反発し、周辺に「勝手なことしやがって」などと憤っていた。参院若手は「首相が会食に参加したのは二階氏の顔色をうかがうためでは」と推測する。

 二階派では、秋元司衆院議員や河井案里参院議員が相次ぎ逮捕・起訴され、吉川氏の現金受領疑惑も浮上。吉川氏が議員辞職した22日、二階氏は会見で疑惑について「(吉川氏)本人など関係者でなければ分からない。詳しいことは聞いていない」と述べるにとどめた。派閥幹部は「不祥事といえば二階派ばかり。イメージが悪い」と頭を抱える。

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