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#21年卒遠隔座談会(中) #コロナ下の業界・企業研究 就業体験活用し的絞る

 自分に向いている仕事や企業をいかにして見つけるか。この点が就職活動(就活)をする学生がいつも悩むところで、今年はコロナ禍がその企業探しを一層難しくした。2021年卒の匿名遠隔座談会の(中)は業界や企業の調べ方について、内定を得た3人の大学4年生に引き続き聞いた。(青山実、司会も)

 ――目指す企業はどのように絞っていきましたか。

 岸井 最初はやってみたい仕事が全くありませんでした。それでまずは自分の適性を知ることと業界や企業の知識を増やすことを同時に進めることを考えました。適性の方は自己分析を重ね、知識の方はインターンシップ(就業体験)を活用しました。どのインターンも自社だけでなく業界全体の説明をしてくれたので、効率的に業界研究ができました。そのうち私は人と話すことが好きで接客業に向いていることが分かってきたので、小売業界を中心にネットで個々の企業を調べていきました。

 前田 私も自己分析と並行してインターンで視野を広げていきました。その過程でライフスタイルを大事にしたいと思い始め、休日を比較的定期的にとることができて北海道全体の可能性や魅力を伝える仕事をしたいと考えて、エネルギーや金融、製造に的を絞って業界や企業研究を続けました。

■幅広げる「逆求人」も

 境 私は「逆求人」も利用しました。これも幅広く企業と出合う就活の一つです。私は東京の企業が1月に札幌で開いた逆求人イベントに参加しました。会場でブースを設けるのは学生で、そこに企業の担当者が来て一対一で話します。集まったのは学生が20人ぐらいにベンチャー系企業が十数社。面談時間は1社30分。ブースに来てくれた企業に私はパソコンでアピール資料の説明から始めて7社と面談しました。そこに人材系企業が来ていたのが縁で「人と人をつなぐ仕事をしたい」という気持ちになり、その業界を目指すことになりました。

 ――オンラインの合同企業説明会はいかがでしたか。

 岸井 対面と比べて企業の雰囲気はつかみにくいのですが、アルバイトの合間にも参加できたのでとても便利でした。オンラインでは人事担当者の話し方や表情が企業判断の大きな目安になると思います。

 前田 私は3月に1度だけでしたが、内容はいまひとつでした。対面ならふらっと企業ブースに入っても何か発見をすることはよくありますが、オンラインでは目当ての企業についてしっかり下調べをしておかないと収穫は少ないなと思いました。

■就活ノートは心の支え

 ――就活ノートは作りましたか。

 境 1冊のノートにインターンなどで気付いたことをどんどん書き込みました。これは面接のときにとても役に立ちました。

 岸井 気付いたことをすぐ書くメモ用ノートと整理用のノートの二つを使いました。いずれもエントリーシートなどを書くときの大切な資料になりました。

 前田 私も走り書きができるメモ帳とノートの二つを用意しました。ノートは日記のように使い、例えばインターンに参加した日なら学んだ業界・企業情報、さらには担当者の名前も書きとめていました。このノートは就活中の心の支えになりました。

 ――就活中に迷ったり困ったりしたときには誰に相談していましたか。

 境 ゼミの先輩にとても就活が上手な人がいて、主にその人に相談していました。 前田 私は1年浪人していたので、先に就活を経験していた高校時代の親友にいつも相談していました。

 岸井 サークルのつながりが強く、すぐ上の先輩はもちろん卒業した先輩にも相談していました。やはり実際に体験した人の話が一番分かりやすく、伝わるものがたくさんありました。

 どうしん電子版で過去の関連記事「会社説明会 ウェブで活況」が読めます。(下)のテーマは「オンライン面接」。

<取材後記> 紙幅の都合で割愛したが、3人に就活中の相談相手を尋ねると大学の就職担当課を挙げた人は誰もいなかった。たまたまかもしれないが、もったいないと思った。大学には膨大な求人情報や就活のノウハウがあり、聞けば親身に相談に乗ってくれるはずだ。就活生の活発な利用を期待したい。(青)

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