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#21年卒遠隔座談会(上) #コロナと就活 自己分析重ね 内定を得る

 2021年春に卒業する大学生らの就職活動(就活)は、新型コロナウイルスの感染拡大により随所でオンライン化が進むなど大きく様変わりした。道新夢さぽは11月21日、内定を得た4年生3人とオンライン会議システムZoom(ズーム)で匿名座談会を開き、コロナ下の就活の様子や対策の要点を本音で語ってもらった。その内容を3回に分けて紹介する。(上)は就活全体の感想と土台となった取り組みについて。(青山実、司会も)

■選考通知遅れ 不信感も

 ――コロナが就活で大きな問題になり始めたのは3月以降ですが、振り返るといかがでしたか。

 前田 良かったのはオンラインによる面接が増え、移動に要する時間が減ってスケジュールが組みやすくなったことです。困ったのは通信回線の接続に少し支障が出たことや選考結果の通知が遅れるケースが幾つもあったことでした。

 

 ――選考結果の通知の遅れとは?

 前田 春先に全国でコロナにより採用活動を一時的に止める企業が出てきました。私は5月に道内のある大手企業の最終面接を受けたのですが、まもなく「コロナの影響で結果の通知は6月に」というメールが届きました。6月になると今度は「採用人数が見通せないので」との理由でさらに遅れ、7月にようやく届いた知らせは「今回はご縁がありませんでした」。2カ月近く待たされての不合格。一緒に受けた友達も同じ結果になったのですが、「これはないよな」と話したものです。似たような経験をした企業はほかに2社ありました。

 ――境さんや岸井さんはいかがですか。

 境 東京の志望企業の一つがコロナで採用活動が止まり、受けるチャンスがなくなったのがとても残念でした。私は経験していませんが、友達の間では面接の前のエントリーシート(ES)の提出段階から、合否の通知がなかなか来ないという不信の声が随分ありました。

 岸井 私は対面式の合同企業説明会が減って会社の雰囲気を直接つかめなくなったことに不便を感じましたが、就活全体としては楽しめました。企業の採用活動が止まったときも3月に既に内定を一つもらっていたので気持ちに余裕がありました。

■過去の人生 表にまとめ

 ――異例の事態が続く中で、内定を得られた要因は何でしょうか。

 岸井 大きなポイントは自己分析を重ねて自分の適性や可能性を常に確認していたことだと思います。おかげで自分に合う企業などをぶれずに探すことができました。

 前田 私も自己分析が一番大事だと思います。ESにしろ面接にしろ自分を理解できていないと相手に正確に伝えられません。私は昨年6月からインターンシップ(就業体験)を始めましたが、参加用のESに過去の人生などについて問う設問がどの社でもあり、それに答えることを繰り返しながら自己分析を更新していきました。

 境 私が就活準備を始めたのは部活やゼミの活動が一段落した3年生の11月からでしたが、最初に自己分析を手掛けたのが良かったと思っています。エクセルで自分史の表を作り、幼少期から大学までそれぞれの時代区分ごとに主な出来事や感想、それから導かれる自分の弱みや強みなどを書き込み、ひと目で分かるようにしました。

 ――次は2022年卒の3年生が就活に臨みます。師走から来年3月の就活解禁まではどんな時期になりますか。

 岸井 これまで準備してきたものにさらにインターンなどを繰り返して磨きをかける一番大事な時期だと思います。

 境 いろいろな事情でこれから就活準備を始めることになった人でも、よく計画を立てて集中的に取り組めば、目標に到達できる時期だと考えています。


 (中)のテーマは「コロナ下の業界研究」。

<取材後記> 今回は師走を一つの節目に大学4年生など21年卒の就活の様子をまとめ、3年生以下の参考にもなればとの思いで座談会を企画した。とはいえ、今年はコロナによる内定率の低下で大勢の学生が今も就活を続けていることを忘れてはいない。あらためて21年卒の就活を総括する機会を探りたい。(青)

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