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コロナ「警戒2」 医療逼迫招かぬ対応を

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 新型コロナウイルスの感染が再び道内で広がっている状況を受け、道はきのう警戒レベルを「ステージ2」に引き上げた。

 今後2週間を集中対策期間として、「3密」の回避ができない会合の自粛などを道民に要請する。

 直近1週間の新規感染者がステージ3に相当する多さだったほか、病床の利用数がステージ2引き上げの目安に達した。

 専門家はさらに感染者が増えれば、医療態勢が逼迫(ひっぱく)する恐れがあると指摘する。警戒レベルの引き上げは当然だろう。

 道民は先行きへの不安を募らせている。道や自治体は検査、医療態勢の強化とともに、受診や治療を受けるための情報を、丁寧に伝えなければならない。

 飲食店などへの影響も考えられる。支援に全力を挙げるべきだ。

 警戒ステージはこれまで5段階の中で最も緩い1だった。ステージ2では、感染リスクが高い場所での会合の自粛、テレワーク推進などによる出勤抑制、体調が悪い人は外出自粛が要請される。

 状況は、道内各地で感染経路を追えない新規感染がみられ、集団感染も相次ぐ。感染者は30代以下が中心だが40代以上も増えるなど世代を問わず出ている。

 気がかりなのは札幌・ススキノ地区の接待を伴う飲食店で、クラスター(感染者集団)の発生が続いていることだ。店側には改めて感染対策の徹底を求めたい。

 全国の地方都市の歓楽街も同様の事態が目立つ。今月から政府の観光支援事業「Go To トラベル」に東京発着分が追加されたことで、地方での感染拡大が生じた可能性を指摘する見方もある。

 政府は事業の延長を検討しているが、慎重に対処すべきだ。

 道内でコロナの感染者が確認されて28日で9カ月が過ぎた。検査や医療態勢の拡充が求められてきたが、なかなか進展しない状況が続いている。

 感染者が道内で最も多く確認されている札幌市は、11月からPCRなどの検査態勢を拡充するとしているが、動きが遅くないか。これでは不安が強まるばかりだ。

 今冬はインフルエンザとの同時流行が懸念される。発熱などコロナ感染が疑われる場合などで、道民がどう対処すべきなのか、道や自治体は周知徹底すべきだろう。

 国はコロナ感染が疑われる患者の相談窓口を保健所から地域の医療機関に近く変更する。自治体は住民が検査、診療で混乱が生じないよう備えを怠ってはならない。

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