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<論点・並行在来線-新幹線時代を前に>2 地域の足 人口減加速、採算厳しく

 10月下旬の平日、午前7時5分すぎ。それまで人けのなかったJR蘭越駅のホームに高校生が次々と姿を見せた。あっという間に40人ほどが乗り込むと、列車はほぼ満席に。2駅先のニセコ駅まで乗るニセコ高2年の気田紘一朗さん(17)は「列車がなくなるなんて想像できない」と話す。

■生徒利用半減

 後志管内の函館線沿線には14の高校があり、鉄路は通学の足だ。だが、JRから窓口業務を委託された町の臨時職員として10年前から蘭越駅で働く増子謙克さん(60)は「駅を使う生徒は半分に減った」と話す。毎朝、通学風景を見守ってきただけに鉄路への思いは人一倍強いが「子どもたちの負担となる赤字路線は残せない」と複雑な表情だ。

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