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道内4カ所集団感染 東千歳駐屯地 札幌の専門学校 ススキノ2店

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 道は10日、陸上自衛隊東千歳駐屯地(千歳)で自衛官5人の新型コロナウイルス感染が同日までに確認され、クラスター(感染者集団)に認定したと発表した。札幌市も同日、市内の専門学校で9人、ススキノ地区の接待を伴う飲食店2店で10人と7人が同日までに感染し、クラスターと認定した。道内で1日に4カ所のクラスターが確認されるのは初めて。専門家は「同僚や友人など身近な人を介した市中感染が広がっている」とし、警戒を強めている。

 道内でのクラスターは計46例となり、このうち札幌市内が30例を占めている。

 道によると、東千歳駐屯地の5人は、感染者が多数出た朝霞駐屯地(東京都練馬区など)での教育課程に参加し、3日に感染が判明した隊員1人と、その濃厚接触者4人。いずれも20代の女性で、東千歳駐屯地の寮に入居する。同室の人もおり、道は「寮ではトイレなど多くの施設を共用しており、隊員同士が濃厚接触した」と説明した。

 同駐屯地は濃厚接触者32人のPCR検査を行ったほか、寮の隊員ら123人の検査も実施する。施設内の消毒や出勤時の健康確認なども強化しているという。

 道によると、陸自ではこのほか、朝霞駐屯地の教育課程に参加した札幌、真駒内、滝川、帯広、島松各駐屯地の20代の女性隊員6人も感染した。防衛省陸上幕僚監部は「隊員の感染が複数出たのは残念。感染防止策を徹底したい」とした。

 一方、札幌市保健所によると、市内の専門学校では学生8人と教員1人が感染した。感染を受け休校とし、濃厚接触した学生27人の検査を進めている。換気やマスク着用などの感染対策は取っていたが、授業の一環で身体接触を伴う実習があったといい、保健所はこの授業をきっかけに感染が広がったとみて調べている。

 ススキノ地区の飲食店2店はニュークラブで、うち1店では従業員9人と客1人の感染を確認。別の店では従業員7人の感染が分かった。両店で客143人を含む濃厚接触者240人が検査を受けている。

 市保健所はいずれのクラスターも濃厚接触者を特定できているとして、学校名や店名は非公表とした。

 クラスターが相次いだことについて、北海道医療大の塚本容子教授(感染管理学)は、朝霞駐屯地の教育課程参加者がバーベキューを行っていた点などを挙げ、「マスクを外して会話する場面は、特に注意が必要」と指摘。「密集などの条件がそろえばクラスターはどこでも起こり得る。大人数での会食はせず、食べ回しや大皿の取り分けも避けるなど対策の徹底を」と呼び掛けている。(松本創一、立野理彦、斉藤千絵)

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