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<みなぶん>「安定内閣」「シルバー人材内閣」 通信員、新内閣命名してみました

 菅義偉首相が「国民のために働く内閣」を掲げて発足した新内閣について、読者と調査報道に取り組む「みなぶん特報班」は、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って通信員(フォロワー)にアンケートを行い、新内閣に名前を付けてもらった。安倍晋三前首相の路線継承を強調する菅首相の姿勢や、60代以上の閣僚が多いことを意識したネーミングが目立つ一方、首相が打ち出す改革路線に期待する命名もあった。

 アンケートは16、17日の2日間で実施し、通信員148人が回答した。

 内閣の名前について、このうち12人は「安倍継続内閣」(札幌市豊平区、60代無職女性)、「安倍継承内閣」(登別市、50代教員男性)など、前首相名を盛り込んだ。そのまま「安倍内閣」と投稿した札幌市北区の50代パート従業員女性は「前政権の路線をそのまま継承しているだけ」と答えた。

 菅内閣は閣僚20人のうち再任が8人で、横滑りが3人。「見慣れた顔内閣」(旭川市、60代主婦)、「代わり映えしない内閣」(空知管内南幌町、60代パート従業員男性)など新味に欠けるという意見も多かった。

 一方、函館市の20代会社員女性は「安定内閣」と命名。「再任が多く、安定を感じた」と評価した。札幌市北区の40代公務員男性は「お友達排除内閣」と投稿し「それなりに成果を出した閣僚を再入閣させている。早く成果を出そうとしている気がする」と説明した。

 閣僚の年代は菅首相を含め60~70代が11人で、通信員12人が年齢に関するネーミングを寄せた。北見市の40代公務員女性は「シルバー人材センター内閣」とし「(一般の)組織だったら花道で部長を経験して勇退した年代」と指摘。釧路管内の20代女性は「平均年齢高め内閣」と付けた。

 菅首相は、デジタル庁創設など省庁の縦割り打破や規制緩和を訴えており、「改革期待内閣」(函館市、40代会社員男性)、「デジタル内閣」(函館市、20代パート従業員男性)と名付ける通信員もいた。

 このほか、新内閣に力を入れてほしい政策や課題を複数回答で尋ねたところ、全体の8割に上る119人が、新型コロナウイルス対応を選んだ。経済対策は92人、医療・介護・子育て支援などの社会保障が81人と続いた。また51人は、後志管内の寿都町と神恵内村で文献調査応募検討の動きがある高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定問題を選んだ。(門馬羊次)


 みなぶん特報班のアンケートは、通信員から多様な意見を聞く目的で行っており、無作為抽出の世論調査とは異なります。


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