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秘密裏の準備、反発広がる 神恵内核ごみ請願、継続審議

 【神恵内】原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査について、後志管内神恵内村に応募検討を求める村商工会(上田道博会長)の請願について村議会が16日、定例村議会中の採決を見送ったのは、請願の動きが表面化して以降、村内で慎重に議論を進めるべきだとの声が急速に広まったためだ。水面下で検討を進めた商工会の動きが、かえって反発を呼んだと言えそうだ。

 「(継続審議は)全員一致の結論。慎重に審査すべきだということだ」。伊藤公尚議長は報道陣にこう語り、期限を設けずに検討を続ける方針を示した。別の村議によると、16日の村議会総務経済委員会では住民向け説明会が必要かどうかで一時意見が割れたものの、会期内での採決見送りには異論がなかったという。「時期尚早なのは、どう見ても明らかだった」

■反対論噴出を危惧

 関係者によると、商工会側は請願にあたり「議論が長引けば反対論が噴出し、意見がまとまらなくなる」と危惧。内部でもごく一部に情報をとどめ、議会への請願を決めた臨時総会でも配布した資料を終了後に回収するなどひそかに準備を進め、今回の定例村議会での採択を目指していた。

 しかし、11日に請願について報道されたため、商工会内部や村民から慎重な検討を求める声が上がった。議会開会前日の14日には、請願に反対し、「拙速な議事進行や議決に走らないよう」求める陳情も村民から提出された。ある村議は「村民の間に戸惑いの声が広がり、推進派の村議もトーンを落とさざるを得なかった面はある」と話した。

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