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#お仕事フェスタ詳報 #コロナと大学生 遠隔就活500人が手応え

 新型コロナウイルスが大学生の就職活動にさまざまな影響を及ぼしている。4年生は企業の採用活動の遅れから秋以降も就活を続け、1~3年生は早めに就活をスタートさせる傾向を強めている。3、4の両日、オンラインで開催された就活イベント「北海道で働こう! お仕事フェスタ」から、コロナ禍の就活戦線を見た。(長谷川賢)

■学年問わず道内外から

 道内の経済団体などでつくる「北海道で働こう応援会議」が主催し、2018年から毎年実施。3回目の今年は初のオンライン開催となった。企業数は昨年の約半分の60社にとどまったが、学生数は倍以上の509人と過去最多を記録。学年不問で既卒者も対象に加え、全て一緒に行う形はオンラインならではの新しい試みだ。

 内訳を見ると、2021年卒が228人(45%)で最も多く、次いで22年卒が196人(39%)、23、24年卒の34人と合わせれば45%に上った。地域別では、ほとんどが道内在住者だった過去2回とは違い、道外からが123人(24%)と大幅に増えたのも特徴だ。なかには海外留学生もいた。

 岩手大農学部2年の加瀬広人(ひろひと)さん(19)=盛岡市在住=は「北海道出身なので道内での就職を希望しているが、オンライン開催のおかげで遠く離れている場所からも参加でき、企業の採用担当者と話せる機会が持てて良かった」。北星学園大社会福祉学部2年の梅木洸史郎(こうしろう)さん(19)=札幌市在住=は「コロナで就活が停滞しているのを知り、早めに行動しなければと思った」。

 企業側も手応えをつかんだようだ。イベント終了後のアンケートでは、55社のうち48社(87%)が「満足」「まあ満足」と回答。事務局の北海道新聞企画室の谷嶋真行担当部長は「学生と企業をつなぐ出会いの場をオンラインでも提供できた」と意義を強調する。

■北海道のビジネスチャンス トークも

 道内企業の経営者によるスペシャルトークは、バーチャルシンガー「初音ミク」で知られる札幌のIT企業クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長(55)と、プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道の横田陽(あきら)CEO(43)が登場した。(詳報はこちらから

■付加価値高めて 伊藤博之社長

 北海道は可能性の宝庫だ。食や観光の資源が豊富にある。しがらみが少ない寛容な社会というのもチャンスになる。ドローンや自動運転の技術開発など先端的な分野ではITクリエーターが集積している札幌に優位性がある。北海道の課題は付加価値が低いこと。テクノロジーを活用して付加価値を高めればビジネスの可能性が広がり、収入増を期待できる。
■仲間づくり重要 横田陽CEO

 レバンガは6対4の割合で女性のファンが多い。プロスポーツは権利ビジネスだ。興行権や肖像権、選手の関連グッズ販売など、実は物を売るというより無形の価値を売る商売。いかに高く買ってもらうかが重要になる。ファンとの交流の場をつくることで価値を高められる。コロナ禍でもオンラインサロンなど積極的に仕掛けている。ファンづくりは仲間づくり。

<取材後記> コロナ禍で何でもかんでもオンライン化という昨今の社会状況だが、良い面にも目を向けたい。最大のメリットは遠隔地から気軽に参加できることだ。今回の取材でも再認識した。国内は沖縄から、さらに遠くはマレーシアから留学生が参加していた。交通費や時間を節約できればありがたい。(K)

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