速報
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③「水が足りない」ニセコ開発に限界 使用量激増、井戸の水位低下

 後志管内倶知安町のJR比羅夫駅そばに、尻別川にかかるピンク色のアーチ橋がある。この橋を渡るのは人でも車でもなく、水だ。リゾート中心部のひらふ地区周辺で使う水道水のほとんどが、羊蹄山の麓から橋を通って供給されている。


 リゾート開発の加速で、ひらふ地区周辺の水道使用量は劇的に増えている。2019年度の1日最大配水量は3335立方メートルで前年度比14%増。10年前から75%増えた。町によると、28年度には6167立方メートルに達する見通しという。

■施設整備費68億円

 必要な工事は水源となる井戸の増設にとどまらない。羊蹄山の麓からひらふ地区まで6キロに及ぶ水道管の増設や、新しい配水池の設置も迫られており、町は必要総額を68億円と試算する。一般会計の規模が例年100億円弱の町には、あまりに大きすぎる負担だ。

 「町民負担になるなら、開発を制限する必要がある」「リゾートのあり方が問われる事態だ」。町の試算に対し、町議からは懸念の声が相次いでいる。町は一定規模以上の開発事業者から負担金を徴収する制度…

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