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<デジタル発>次世代のAIアシスタント? 「バーチャルヒューマン」開発へ ハイテク専門学校にラボ設立 恵庭


 モニターの中にいる「女性」の名はレイチェル。映画「ブレードランナー」のレプリカント(アンドロイド)を思い出す人もいるだろう。ゲームやAIなどの開発を手掛けるクーガー(東京、石井敦代表CEO)が開発した次世代AIアシスタント「バーチャル・ヒューマン・エージェント」(VHA)だ。話しかけると、人間同士と同じようなコミュニケーションをとることができる。このVHAの開発を進め、社会でどう使えるかを探ろうと、クーガーが北海道ハイテクノロジー専門学校(恵庭)に「バーチャルヒューマンラボ」を開設した。学生がVHAの開発や社会での利活用に挑戦している。

 文/田中 徹(デジタル編集委員)

■「企業連携に魅力」

 「レイチェルが画面から消えちゃいました」「表情が動きましたよ」ー。北海道ハイテクノロジー専門学校の教室。学生4人がパソコンに向かいプログラムを打ち込みながら、VHAの開発を学んでいる。

バーチャルヒューマンラボの授業風景
バーチャルヒューマンラボの授業風景


 ラボは5月に開設。4人の学生が月2回、クーガーの技術者らによる2時間のオンライン講義を受けている。

 金田侑斗さん(19)=AI専攻=は「もともとAIに興味がありました。企業と連携して新しいことに挑戦できることに魅力を感じます。レイチェルだったら画期的で新しいことができたり、既存の商品やサービスに組み込めたりできそう」。

 また、今野早紀恵さん(23)=ゲームクリエイター専攻=は「赤ちゃんのいるお母さん向けに、VHAとベビーベットを合体させて健康管理に使えたりしそう。手の空いていないお母さんのヘルプになるかなと考えました」と話す。

■なぜバーチャルヒューマンなのか

 クーガーは2006年設立のベンチャー企業。人気ゲーム「ファイナルファンタジーシリーズ」の開発に参画しているほか、画像認識AIやブロックチェーン技術開発の国際コンペなどで上位に入賞した実績を持つ。また、大手メーカーなどと提携し自動運転やロボット開発、xR(VR=仮想現実、AR=拡張現実、MR=複合現実などの総称)などの技術開発に取り組んでいる。

 そうした会社がなぜ、VHAを開発しているのか。

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