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「どうみん割」混乱も 店頭予約開始 売り切れ続出

 道内の旅行会社各社は29日、道民の道内旅行を最大1万円助成する「どうみん割」の店舗窓口での販売予約を始めた。ツアー申し込みに予約が殺到するなどの反響があり、道はホームページでの説明に追われたほか、旅行事業者の中には支援額上限を超える金額を広告に明示するなどのトラブルもあり、混乱が続いた。

■1日で5000泊完売

 旅行会社の一部では28日から店頭での受け付けを始めたところもあったが、大半の旅行会社が平日の29日に開始。合わせて各社は電話やインターネットでも販売予約を始めた。

 札幌市中央区の近畿日本ツーリスト北海道札幌支店では営業開始前から行列ができ、午前11時の営業開始時には30人ほどが並んだ。同店の担当者は「2年前の胆振東部地震の『北海道ふっこう割』の時よりも反響が大きく、想像以上の売れ行きだ」と驚く。

 日本旅行北海道の札幌市中央区の店舗では、混乱を避けるために事前予約制にして対応。店舗を訪れた札幌市北区の会社員島田芳郎さん(68)は「昨日はホテルに電話がつながらず予約できるか不安だったが、今日無事に予約できて本当に良かった」と話した。日本旅行北海道が用意した1次申請分の5千泊以上が1日で完売したという。

 各ホテルが旅行会社を通さずに直接販売する予約は受け付け開始の28日でほぼ完売状態。道央地方のホテルでは40室が5分で完売したという。道内大手ホテルの幹部は「急いで制度設計した道の頑張りはありがたいが、どうみん割の割当数が来たのが前日で、準備の時間がなく現場は大混乱した」と困惑する。

■道民から不満も

 道は29日、急きょホームページに「お知らせ」を掲載し、「既に売り切れが発生している施設がある」と断りを入れるなど対応に追われた。ツイッターなどでは「売り切ればっかりだ」「(どうみん割を使うより)大手旅行サイトの方が安い」などの不満があふれた。

 道幹部は「限られた予算の中で、幅広く観光事業者を支援しようと仕組みを考えたが、予想以上の反応だった。予約できなかった人には申し訳なかった」と話す。

 どうみん割の支援額は上限1万円なのに、道内の大手ホテルが「支援金1万5千円」とした商品を広告に掲載。道はこのホテルの運営会社に口頭で注意した。(榎本雅也、犬飼裕一、本庄彩芳)

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