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「VR元年」札幌でもイベント

 「VR」とは、Virtual Reality(バーチャルリアリティー)の略で、日本語に訳すと「仮想現実」となる。自分の目の前を映像で覆うことにより、あたかも自分が別な空間にいるかの様な錯覚を引き起こすコンピューター装置のことである。

 私が最初にVRという用語を耳にしたのは今から20年以上前だった。当時のVR装置は、とても高価で一式数千万円したようだ。それが最近では、スマートフォンで使われるような小型液晶ディスプレイを目の前に配置する方式が主流となったため、数万円の追加投資で手軽にVRが体験できるようになった。そのため様々なメーカーからVRが体験できる製品が発売されたり、VR映像を製作するツールも増えてきた。今年10月にはSony Interactive Entertainment社より「プレイステーションVR」が発売されるので、更に多くのVRユーザーが増える見込みだ。そのため、今年を「VR元年」と呼ぶことが多い。

 最新のVR装置では、ゲームコントローラに連動して座椅子が動くものが出てきており、視覚に加えて体が傾いたり揺さぶられることで、より深い没入感を体感できるようになってきた。東京では、既存アトラクション施設に組み込むことで、新しいジャンルの娯楽として徐々に知られるようになってきている。

 また、VRを観光PRに利用するケースが増えてきた。観光地の美しい景色をVR映像にすることで、その景色をVR装置を利用して手軽に体験することが可能になるからだ。VR映像の撮影には「ドローン」と呼ぶ空中を浮遊するラジコン装置を使って頭上から空撮することも可能だ。パンフレットの写真やインターネットの動画に加えて、最近ではVR映像も観光PRの重要な手段になりはじめている。北海道には、海にも山にも豊かな自然があり、しかも四季折々で表情が変わる。これらの景色をVRで世界に配信することで、広い北海道のすみずみまでVRで疑似体験することが可能となり、これにより新たな観光客を呼び込むことができるだろう。VRやドローンの様な新しい技術を積極的に取り込むメリットは大きい。

 この様に新しい可能性を持ったVRだが、実際に体験いただくための「没入祭 VR FESTIVAL SAPPORO」と題したイベントを10月15日(土)~16日(日)まで札幌市内で開催することが決まった。最新のVR装置やVR映像を一堂に集めたもので、入場無料(一部有料)で各種VRを体験できる。座椅子が動くアトラクション型VRも今回初めて北海道に上陸する。観光地の魅力をPRするためのVR映像もご覧いただける。ぜひこの機会に多くの方がVRを体験し、北海道の魅力発信に役立てていただきたいと願う。詳しくは、No Mapsのホームページで。

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