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新十津川「駅長犬」逝く 制服姿で出勤 愛されたララ

 【新十津川】5月に廃止されたJR札沼線新十津川駅(空知管内新十津川町)で、「駅長犬」として親しまれた柴犬ララが6日夜、老衰で死んだ。雌で推定14歳。飼い主で同管内雨竜町の団体職員高橋一正さん(58)は「ラストランまで立派に勤め上げてくれた。お疲れさまと言いたい」としのんだ。

 「列車を見送っていた時間に送り出したい」。高橋さんは7日午前10時、札沼線の列車が出発していた時刻に合わせ、ララの亡きがらを乗せた自家用車を新十津川駅近くに止めた。悲報を聞いた関係者2人も訪れ、目に涙を浮かべて「ありがとう」と声をかけた。

 ララは飼い主を亡くして函館保健所に保護され、保護犬などを譲渡する団体を通じ、2017年1月に高橋さんが引き取った。高橋さんは鉄道写真が趣味で、同年4月に同駅のイベントに連れて行ったところ、駅員の帽子をかぶったララの画像が会員制交流サイト(SNS)に投稿され、「駅長」と呼ばれるように。

 その後、1日1本の列車を出迎えるため制服姿で毎週末、駅に「出勤」。18年8月からは高齢のため月1度に減らしたが、愛らしい姿が鉄道ファンらを喜ばせた。札沼線の北海道医療大学―新十津川間(47・6キロ)で4月17日に行われたラストランでも新十津川駅でファンらと記念写真に納まり、最終列車を見送った。

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