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<素顔の朝飛>8 ガンバレ、マツ レバンガ北海道・多嶋朝飛コラム

 5年間、レバンガ北海道でともにプレーしてきたマツ(松島良豪)が指導者を目指し、今シーズンを最後に引退しました。3月15日の川崎戦が一緒にプレーした最後の試合。同27日に新型コロナウイルス感染拡大の影響でBリーグが打ち切りになり、「本当にこれで最後なんだな」と何とも言えない気持ちになりました。こういう終わり方になってしまい、不完全燃焼だったんじゃないかと思います。

 昨年、(橋本)竜馬がレバンガに加入するまで、ポイントガードはマツとほとんど2人でやってきました。マツは身長185センチと、ガードにしては大きい方。あの身長で頭と体をフル回転させている選手は多くない。エネルギーを前面に出してプレー出来るのはマツの良さだし、ビッグプレーにつながる思い切りの良いパスには何度も驚かされました。それだけに思い出もたくさんあるのですが、2015年に移籍して来た時の第一印象は「やべえの入って来たな」でした。

 最初に会ったのはコートではなく、オフシーズンにゲストとして参加するイベント会場に向かう途中。僕がマツを迎えに行ったのですが、車に乗るとしゃべるしゃべる。カーナビに映るテレビ番組を見て一人で笑ったり。初対面の気まずい空気が嫌で、あえてそう振る舞っているのかと思ったんですが、違った。チームの誰ともフランクに話しているので、そういう選手なんだと、後日、分かりました。

 結局5年間、マツはずっと「変なやつ」でしたが、コートの中でも外でも、支え合ってきました。最初はお互いに若かったから、バチバチとやり合うこともありました。でも、ちょっとずつ大人になって、最後は分かり合うことができた。

 片方がけがをしたら、もう片方がほぼ40分出なきゃいけなくて、苦しいこともあった。それでも、マツが一生懸命プレーできる選手だったからこそ、練習もハードにできたし、「負けないぞ」と乗り越えてきた。

 今はお互いに何を考えているかもよく分かる。2人の関係性や選手としての成熟度が高まってきた中での引退。「もう一緒にできないのか…」と残念に思う自分もいました。

 でも、すごくいいタイミングで引退したなと思う。不安定なプロの世界じゃなく、安定した道を選びやがって…というのは冗談ですが、20代のうちに大学院に進んでコーチになるための勉強をするなんて素晴らしいこと。B1の舞台でプレーできたことは大きな財産だと思うし、それを若い世代に伝えられれば、いいチームを作れると思う。

 マツは練習や試合でも、ストイックに、一生懸命取り組む選手だったから、その姿勢は指導者になっても生きると僕は信じてる。ガンバレ、マツ。

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