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道内感染者再び増加 宣言解除目安上回る 10万人当たり0.76人

 道内ではここ数日、新型コロナウイルスの感染者が増加する兆候が見られ、政府の専門家会議が示した緊急事態宣言解除の目安「直近1週間の新規感染者数が10万人当たり0・5人程度以下」の達成が遠のいている。24日の道内の数値は0・76人となり、2日連続で悪化。政府は北海道への宣言も解除する方針だが、道や札幌市は3度目の感染拡大への警戒を強めている。

 道内の数値は、4月28日から今月4日まで4人を超えていたが、10日には2人に半減し、さらに18日には1人を下回った。22日は0・59人となり、目安達成の目前まで近づいた。

 だが、23日は病院内での新たな感染が疑われる事例など新規感染者(再陽性を含む)が9人で、数値は0・63人に増加。24日は感染者が15人と9日ぶりに2桁となり、さらに増えて0・76人になった。

 新型コロナはウイルス感染から、感染が判明するまで最大2週間程度かかり、大型連休終了で人の動きが活発化したことが影響している可能性がある。道の感染症対策チームは「札幌市内で増えているほか、札幌市以外でも感染経路を追えないケースが増えている」と危機感を強める。

 札幌医大の横田伸一教授(微生物学)は「ここ数日、ゴールデンウイーク(GW)後に感染したと思われる人が出てきている。道内は本州に比べて『第2波』のピークが遅かった分、GW中の抑え込みが不十分なまま、連休明けの活動が始まり、再び増えてしまった可能性がある」と指摘する。

 一方で「一日一日の数字に一喜一憂するのは良くない」と強調。新型コロナは発症2日前から人に感染させる特性があるとして「症状がない人もマスクを着用し、3密を避け、時差出勤などを根気強く続けてほしい」と呼び掛ける。(内藤景太、斉藤千絵)

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