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コロナの不安 俳句・短歌で心癒やす 本紙「日曜文芸」欄

 新型コロナウイルスの流行を受け、北海道新聞日曜版「日曜文芸」の俳句・短歌欄にも、新たな感染症への不安や戸惑いを詠む作品が目立っている。俳句の選者である橋本喜夫さん(62)は「新聞の文芸欄は時代を映す鏡。もやもやした不安を表現することで、気持ちが安らぐこともある」と分析する。

 日曜文芸の短歌と俳句は選者がそれぞれ2人ずつおり、毎週6作品ずつ計24作品が入選する。

 新型コロナウイルス関連の作品が初めて登場したのは3月22日。「誕生日地酒一本次男から『コロナに注意』のメモ付け届く」(江別・藤岡章一さん)では、家族を思う温かな気持ちが詠まれた。同日の俳句には「地下街を正装のごとマスクかけ」(札幌・小泉耕一さん)、「白息はコロナウイルスかもしれず」(札幌・伊藤哲さん)が入選。「マスク」や「白息(しらいき)」という冬の季語を使い、今の世相を切り取った。

 その後もほぼ毎週のようにコロナ関連の作品が入選。5月10日の短歌欄には、外出自粛の様子を詠んだ「コロナ禍に人中避ける自助努力ひきこもりにも一行詩あり」(八雲・岩城誠さん)などが入った。17日も「雪解(ゆきげ)川中止の文字の氾濫す」(札幌・大貫将人さん)の句が掲載された。感染防止のためイベントが次々と中止される状況を、ごうごうと流れる雪解けの川のイメージに託して詠んだ。

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