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国後で初の感染者 交通網など遮断 新型コロナ

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 【ユジノサハリンスク細川伸哉】北方領土で初めてとなる新型コロナウイルスの感染者が15日、国後島で確認された。北方四島を事実上管轄するロシア・サハリン州は、感染拡大を防ぐため、国後島と色丹島を結ぶ船や州都ユジノサハリンスクとの航空便を遮断。地元当局は両島に緊急事態を宣言し、国後島では店や学校を閉鎖した。

 州政府や国後島関係者によると、感染者はロシア西部に居住する男性で、13日にモスクワからユジノに到着し、その日に国後島へ入った。感染が分かり、国後、色丹両島民の87人と接触していたことも判明した。感染者はサハリンの病院にヘリ輸送される予定。

 州政府は、州外からの来訪者に対し、サハリンで2週間の隔離を義務づけているが、男性は違反。国後島では古釜布(ユジノクリーリスク)の「友好の家」に滞在し、ウニやナマコの密漁船にダイバーとして乗船する予定だった。

 南クリール行政府のブラセンコ地区長は「問題を島内に封じ込めなければならない」と強調。リマレンコ知事は、緊急事態の解除は、自宅隔離とした接触者全員の検査結果が陰性であることが条件になるとした。サハリン州の感染者は計50人となった。

 医療態勢が十分でない四島へのコロナ流入にロシア当局は神経をとがらせてきた。今月中旬から行われる予定だった四島とのビザなし渡航は延期されたが、今後の再開などに影響する可能性もある。

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