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感染不安「辞めるしか…」 院内予防策、不十分 現場任せに限界

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、感染患者を受け入れる道内の病院で、感染予防策が追いついていない。現場では医療従事者が不足しているが、対策が不十分なまま働くことへの不安から退職を選ぶ人もいる。院内感染が相次ぐなど過酷さは増す一方で、専門家は「感染対策を現場任せにせず、より専門的な支援を急ぐべきだ」と指摘する。

 道央のある中核病院。3月から感染患者の受け入れを始め、現在、数十人が入院する。この病院で働く30代看護師は最近、退職することを決めた。

 同病院は感染患者の専用病棟を設け、他診療科から若手や中堅の看護師約10人を招集。だが、専用病棟での担当終了後、感染症の有無を調べるPCR検査を受けずに一般病棟の担当に戻るケースがあったという。一般病棟では医療従事者の更衣室やエレベーターの使用は他と区別されておらず、子育て中のこの看護師は「家族を守らなければ…。院内感染の可能性が拭えない以上、退職するしかない」と悔しそうに話す。

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