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<番外編>3氏に聞くスノーリゾート・札幌の進化論

 ニセコ地域を訪れるスキーヤーが札幌を訪れない「札幌スルー」をどう改善していくのか―。札幌市内の6スキー場でつくる共同組織「SAPPORO SKI AREA CONSORTIUM(サッポロ・スキー・エリア・コンソーシアム)」の事務局を務める広告代理店アット(札幌)の秋山義彦社長(50)に今後の戦略を聞くとともに、札幌のスキー事情に詳しい2氏から提言をもらった。(聞き手・本庄彩芳)

<広告代理店アット 秋山義彦社長>ニセコにはない魅力を世界へ


 ――コンソーシアムを立ち上げた背景は。

 「個別のスキー場と行政がやりとりしていくのは大変なので、まとめてスムーズに事業を進められるように、まず組織をつくろうということになりました。今冬、6スキー場を紹介するPR動画を撮影し、5月に公開予定です。中国語版と英語版を作りました」

 ――スノーリゾートとしての札幌の強みとは。

 「市中心部から車で20分~1時間で、パウダースノーを楽しめるスキー場がある点です。人口が200万人に近い都市で、こんなに雪が降るのは世界で札幌だけ。また、食のポテンシャルが圧倒的に高く、『マチに滞在する面白さ』を提供できます」

■手付かずだった外国向けPR

 ――札幌に立ち寄る外国人スキーヤーは、他地域に比べ少ない状況です。

 「外国人スキーヤーに特化したPRは手つかずだったため、取り組めば取り組むほど成果は上がると思います。札幌のスキー場はどこもホテルが近接していないので、新たな層を呼び込むことができれば、中心部に滞在することになり、娯楽施設や飲食店の利用が増えるなど経済波及効果は大きいと思います」

■スキー場から見える海や夜景

 ――札幌のスキー場の特徴を教えてください。

 「ニセコ地域のスキー場は羊蹄山を一望できる景色が象徴的ですが、札幌のスキー場もロケーションが素晴らしい。サッポロテイネからは小樽の海を見下ろせます。海が見えるスキー場は世界的にも少ないんです。また、札幌藻岩山などナイターで夜景を楽しめるところもあります。札幌国際では、3月下旬から屋外でジンギスカンを味わうことができます。地元の人にも、こうした魅力をもっと知ってほしいと考えています」


 ――都市部からの近さというのは大きな強みなんですね。

 「3月上旬に、北米最大級のスノーリゾートであるベイルスキー場の幹部と会う機会を得ました。札幌市内6スキー場のPR動画を見てもらったところ…

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