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2045年 人工知能の旅

 あなたは「人工知能」と聞いて何を思い浮かべるだろう? 人間に寄り添う鉄腕アトムの様なロボットだろうか、それともコンピュータがプロ棋士に勝利を収めた対局だろうか。

 もっとも、多くの人にとって「人工知能」は未来や空想世界の事であって、身近な存在と感じる人はそれほど多くないかもしれない。しかし、人工知能研究はここ数年で劇的に進歩しており、このまま進むとコンピュータがいつかは人間の知能を上回るとされている。コンピュータが人間の知能を超えるときを「シンギュラリティ(技術的特異点)」といい、それは2045年頃と目されている。シンギュラリティ以降は、人間より賢くなったコンピュータが研究開発をリードすることで、科学の進歩に一層の弾みがつくに違いない。

 ここに来て「人工知能」の研究が著しく進歩しているのには2つ理由がある。1つは、コンピュータの処理速度がとても速くなったこと。もう1つは、膨大なデータを集約する企業が出てきたことだ。例えばグーグル社は、検索結果や地図情報、動画などありとあらゆるデータを背景に人工知能研究をリードしている。データは「新しい資源」であり、データを持っているところが人工知能研究を優利に推し進めることができ、ひいては未来の産業の覇者になりえる。

 北海道の基幹産業である農業・漁業・観光業でもデータ(生育状況、作物相場、天候、観光客の導線などなど)は日常的に発生している。これらデータを人工知能研究に活用することで品質を上げたり、コストを下げるなど産業全体にインパクトを与えるに違いない。また、運転手なしで目的地まで連れてってくれる自律走行車や、軽荷物の空輸さえできるドローン技術は、高齢化問題や過疎対策に大いに貢献すると予想されるが、これらの技術も人工知能研究と密接だ。意外にも北海道には人工知能の研究者が多数いらっしゃるので、広い北海道の大地を実験上にして、産学官で連携して人工知能産業を育むことが可能だろう。

 私も参加する「No Maps 2016」関連イベントとして、10月16日(日)午前11時から「2045年:人工知能の旅」と題したシンポジウムを札幌市内で開催する(入場無料)。このシンポジウムは、日本国内で人工知能研究に携わる先端の研究者に登壇いただき、人工知能を北海道でどう活用してゆくかを解き明かすものです。この機会に人工知能との接点を深めてみませんか?詳しくはNo Mapsのホームページのイベント案内で。

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