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道内「警戒の第2ラウンド」 専門家会議メンバーの東北大・押谷教授

 新型コロナウイルスの感染防止策を検討する政府の専門家会議メンバーの押谷仁東北大教授は27日、道内の感染状況について「落ち着いたように見えるが、感染者が急増している東京との人の往来で感染者集団が再び生まれる恐れがある。警戒を緩めてはいけない」と述べ、東京からの感染の広がりに引き続き注意を払う必要があると強調した。東京都内で北海道新聞の取材に答えた。

 押谷氏は道内の広範囲で感染者が確認された2月末以降の状況について「人混みを避けるなど道民の行動に一定の変化があり、新たな発症者が徐々に減少した」と前向きに評価した。

 一方、東京で連日、新たに40人以上の感染者が出ている現状を踏まえ、「(感染者が急増している)欧米から首都圏を経由して道内に来る帰国者もいる。北海道は警戒すべき時期の第2ラウンドに入ったにすぎない」と警告した。

 ウイルスの特性に関しては「のどに大量のウイルスを持った一部の無症状感染者が話すだけで感染させている可能性がある」と指摘し、換気が悪く、密集して近距離で会話する環境を避ける重要性を改めて強調。「一人一人の行動が緩むと感染は一気に広がる。他国のように全ての外出を制限するなど、より強硬な対策に踏み切らなくてはいけなくなる」と述べ、状況次第では政府が新型コロナウイルス特措法に基づき私権制限を含む「緊急事態宣言」を出すとの見方を示した。(岩崎あんり)

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