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<みなぶん>#みんなの卒業式 12の春心残りだけど… 感謝の気持ち伝えられず/晴れ姿映像で見たかった

 新型コロナウイルスの感染拡大問題に直面し、道内の多くの小学校で規模が縮小された卒業式。読者と双方向でつながる「みなぶん特報班」が無料通信アプリLINE(ライン)などで募った企画「#みんなの卒業式」には、困難に直面しながら12歳の春を迎えた卒業生や保護者からのメッセージが次々と寄せられている。

 「在校生や家族、地域の皆さんに感謝の気持ちを伝えられず、つらい気持ちです」。釧路市立阿寒小の6年生、山下祐奈(ゆな)さん(12)は、卒業生と教職員だけの出席だった19日の式で伝えたかった思いを投稿した。

 寂しい門出にしないために、先生たちはくす玉を作って盛大に送り出してくれた。「テレビでも芸能人の方々が卒業生にメッセージを送ってくれています。今年の卒業生は、たくさんの人たちがお祝いしてくれているのかなとも思います」と前向きに捉えている。

 釧路市立昭和小の児童らのミニバスケットボール少年団「昭和スーパーラムズ」は2月末の6年生8人の「送る会」が中止に。昭和小の卒業式も縮小されたため、ラムズの卒業生の息子を持つ母親(43)は「在校生や保護者の皆さんに最後のあいさつや感謝の気持ちも伝えられなかった」として「本当に楽しい時間をありがとうございました」と投稿した。一体感あるチームで今季は地区大会をいくつも制覇した。息子も「チームで成長させてもらえた」。

 札幌市内の大部分の小学校は23日に教職員と卒業生だけで卒業式を行った。「卒業の実感がわきません」。6年生の長女の式に出られなかった西区の40代女性は、戸惑いをつづった。

 学校は式の様子を写真で収め、保護者が後日購入できるようにしたが、市内ではDVD映像を配布する学校もある。「できれば晴れ姿を映像で見たかった」と女性。式を終えたはかま姿の娘を迎え、校門前で記念撮影をした。「これも思い出ですね」と受け止めた。(門馬羊次)

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