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<追跡2020>24歳、追い詰めた仕事の山 残業月146時間、標津町職員自殺調査報告

 【標津】根室管内標津町職員の鈴木雄大さん=当時(24)=が2019年7月に自殺した問題で、町が依頼した第三者の弁護士による調査報告書は、鈴木さんが昨年4月から担当した2千人以上の修学旅行生らの受け入れ準備のために長時間働かざるを得ず、精神的に追い詰められていく様子を浮き彫りにした。遺族や町職員は、鈴木さんの業務が過重だったにもかかわらず、適正な人員配置がなされなかったことを問題視している。

■急増の修学旅行1人で対応/上司に怒鳴られ 「増員されず過度の負担」

 「自殺にいたった背景をきちんと調べてくれた。遺族にとっては宝物」。報告書について、鈴木さんの母、龍子さん(55)=釧路市=はこう評価した。鈴木さんは道教大釧路校を卒業後の17年、標津町職員に採用された。大学時代、へき地教育を学ぶため、毎年のように標津に足を運び、子どもたちと寝泊まりする合宿などに参加し、縁があった。しかし、採用から3年目の19年7月24日、町郊外の橋の下で遺体で見つかり、中標津署は自殺とみている。今月8日に町が遺族に渡した報告書は長時間労働が心理的負荷を増大させ、うつ状態に陥り、自殺を引き起こしたと結論づけた。

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