PR
PR

平和憲法、追究の生涯 「恵庭事件」の故深瀬北大名誉教授 ゆかりの27人が功績寄稿、2月刊行

 憲法学の権威で2015年に88歳で他界した北大名誉教授の深瀬忠一さんの功績をまとめた書籍「平和憲法とともに 深瀬忠一の人と学問」(新教出版社)が2月に刊行される。教え子らが編集し、憲法学者ら27人が寄稿。安倍晋三首相が改憲への意欲を示す中、憲法の平和主義を追究した深瀬さんの思想を広く伝え、護憲の意義を改めて社会に訴えかける。

 深瀬さんは高知県出身。東大法学部を卒業後、北大で憲法を研究した。基本的人権や平和主義を掲げる憲法は、国民が平和に生きる権利「平和的生存権」を保障すると指摘し、護憲派学者や平和運動を支える理論を構築。自衛隊の違憲性が争われた1960年代の恵庭事件では、特別弁護人として法廷で証言した。

 書籍刊行を呼び掛けたのは、教え子で国際基督教大元教授の稲正樹さん(70)=東京=。「深瀬先生の人と学問の全体像を明らかにする本を出版したい」と考え、2年ほど前から準備を始めた。深瀬門下生の中村睦男北大名誉教授や深瀬さんと共編著がある水島朝穂早大法学学術院教授も協力し、3人が編者となった。

残り:522文字/全文:973文字
全文はログインすると読めます。
ログインには、電子版会員かパスポート(無料)の申し込みが必要です。
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
PR
ページの先頭へ戻る