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ハルキの飛躍 楽しみ<えのきど いちろう>

 西川遥輝が来シーズンのキャプテンに任命された。シーズン終了直後に栗山英樹監督から打診があったという。感慨深い。そうか、ハルキもそういう役割を求められる年代になったか。もうこれだけで「ごはん何杯でもいける」気分になっている。そうか、胸に「C」マークがつくのか。

 これまでの西川遥輝のイメージは「永遠のプリンス」というところだろう。華のあるスタープレーヤーではあるけれど、どちらかといえば人のことより、まず自分のことを精いっぱいやりたいタイプ。個人主義。独立独歩。ヒーローインタビューでも仏頂面で、お愛想が言えない。

 僕らはそんな西川遥輝のキャラクターを愛してきた。誰もが優等生じゃ面白くない。殊に野球チームには個性派が必要なのだ。チームが苦しいとき、ピンチをはね返す力を持っているのは、個性派タイプであることが多い。

 独自のリズムを持っていて、みんなと一緒に落ち込まない。自分の目、自分の勘のほうを信じる。学校のクラスでいうと、教室の前列でなく、後ろのほうでニヤニヤしているようなタイプ。

 「キャプテンになってもやることは変わらない。僕の言動、行動をみんなが見ていると思うので、より一層気を引き締めてやっていきたいです。栗山監督からの期待を意気に感じています。自分の姿でチームのみんなを鼓舞できるように頑張りたいです」

 これは西川遥輝のキャプテン就任に当たってのコメントだ。特に気負うことなく、「やることは変わらない」と明言している。自分のリズムは変えないが、自分がやり切ることでチームを鼓舞していきたいという趣旨だ。来シーズンが楽しみになった。

 これまでもファイターズは、中田翔や宮西尚生といった個性派をあえてキャプテンに据えてきた。みんな最初聞いたときは意外だったけれど、シーズンが深まるにつれ、「らしく」なっていった。ポジションが人をつくるというのは真理だろう。

 「球団はうまいですよね、違う視野を与えてくれる。翔もああ見えても変わる部分があったし、自分も変われましたし」

 そう言って期待を寄せるのは2015年シーズン、キャプテンを務めた宮西だ。宮西が「適任だと思う」と言うのだから間違いない。来シーズンは西川遥輝に注目だ。メジャー挑戦の話も聞こえている。ハルキの飛躍をこの目にしっかりと焼き付けたい。(えのきど いちろう・コラムニスト)

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