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駅メロに「知床旅情」 森繁久弥さんゆかり 東京・千歳船橋駅 「記憶を後世に」

 小田急電鉄(東京)は、東京都世田谷区船橋にある小田急線千歳船橋駅の列車接近を告げるメロディーとして「知床旅情」を24日から採用する。船橋地区は国民的俳優だった森繁久弥さんが2009年11月に96歳で亡くなるまで約60年間暮らした土地。地元住民らの呼びかけで、故人が作詞作曲した名曲が選ばれた。次男の建(たつる)さん(76)は「父は知床が好きだった。これ以上うれしいことはない」と喜んでいる。

 知床旅情は森繁さんが映画「地の涯(はて)に生きるもの」(1960年公開)のロケで、現在の根室管内羅臼町を訪れた際、地元への感謝を込めて贈った歌がもとになった。森繁さんのほか、加藤登紀子さんも歌って大ヒットした。

 没後も森繁さんを慕う船橋地区の住民有志と建さんが「故人の記憶を後世に残せないか」と知床旅情の調べの活用を発案し、賛同した世田谷区が小田急に働きかけた。

 駅に流れるメロディーはオルゴール調。上りホームで歌の出だし部分、下りホームでサビの部分がそれぞれ約30秒流れる。同駅は1日に約6万人が利用する。

 森繁さんの縁で船橋地区住民と羅臼町との交流は長年続いており、13年からは毎年、知床物産展が駅前で開かれている。今年の開催期間中の今月24日には、加藤さんが知床旅情など数曲を歌うミニコンサートも予定されている。(長谷川紳二)

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