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北方領土が分かる!

<漂流 日ロ交渉 シンガポール会談から1年>下 「善隣条約」の誘い水

 「予想外ではないし、ボタンの掛け違いでもないが、そう簡単なことではないんです」。参院選公示前日の7月3日夜、首相の安倍晋三は民放番組で6月の日ロ首脳会談が「不発」に終わったことを問われ、色をなして反論した。北方領土交渉が「進みつつあることは事実だ」とも強調した。

 ただ官邸には脱力感が漂っていた。「ロシア大統領のプーチンと話せば、全て決まるというのは間違いだった」。日本政府高官はこう漏らした。プーチンが「親日家で人情家」(官邸筋)でも、国内の反対が強い領土問題で譲歩し、微妙なバランスの上に成り立つ統治体制が揺らぐリスクを抱えることは難しい―。政府高官の言葉は、安倍政権がようやく…

<2019年11月17日掲載>

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