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ヒグマ駆除最多827頭 昨年度 生息数増、行動域拡大

 住宅街や畑に入り込み、有害獣として駆除された道内のヒグマの数が2018年度、環境省や道の速報値で827頭となり、統計が残る1962年度以降で最多となった。狩猟による捕殺を含めても62年度(868頭)に次ぐ860頭前後になる見通し。札幌市内は08~19年度の駆除数が18頭に限られ、安全面などから都市部での駆除には困難も伴うが、本年度は6頭に上る。ヒグマの死因の8~9割は駆除と狩猟で占められるとの推計もあり、対策見直しを求める専門家もいる。

 道は家畜被害の増加などを受けて1966年以降、生息数を大幅に減らすことを目的に、足跡の追跡などが容易な残雪期に駆除・狩猟を奨励する「春グマ駆除」を進めてきた。これにより80年代序盤までは毎年度、駆除や狩猟による捕殺が300頭台中盤から600頭台中盤で推移してきた。

 ただ、生息数の減少で89年度に捕殺数が200頭を切り、ヒグマの保護議論も活発となったため、道は90年春から春グマ駆除を中止し、必要に応じて駆除する対応に変更していた。

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