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噴火湾・ホタテ大量死の7年 水温低下プランクトン減/風で振動稚貝にストレス 函館水試が仮説 死因メカニズム解明へ

 大量死が問題となっている噴火湾の養殖ホタテについて、水温の低下によって稚貝の餌となる植物プランクトンが減少したり、波風の影響で稚貝にストレスがかかったりした可能性があることが、道立総合研究機構函館水試(函館水試)の分析で分かった。現時点では原因の仮説の一つだが、函館水試は「水温の変化と振動の関係などをさらに詳しく調べ、大量死のメカニズムを解明したい」としている。

 函館水試は1993年から2017年までの25年間の8月について、気象庁データから室蘭の気温や、噴火湾全体の海面水温など9項目、函館水試が独自に集めた八雲沖の水温など3項目の計12項目を集計。大量死や稚貝の変形が多かった7年間(1993、95、2002、03、09、15、17年)と、その7年間をのぞく18年間の平均を比較した。

 その結果、大量死などがあった7年間の平均はそれ以外の18年間に比べ、《1》平均気温が1・8度低い《2》累積日照時間が32時間少ない《3》海面水温が1・8度低い《4》月1回定点観測している八雲沖の水深5メートルと15メートルの水温差が2・3度小さい―といった差が分かった。

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