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日本のアイヒマン

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 森友学園の事件は、様々な面で安倍政権を揺るがす展開となっている。政治家の関与があったかどうかはわからない。今の段階ではっきりしているのは、日本の官僚が恐ろしく無責任となり、自分に累が及ばないようにすることが第一の行動原理となっている点である。

 政治家はよくも悪しくも党派的に考え、行動する。つまり、自分の信じる価値観や自分を応援してくれる集団や組織の利益を追求する。今はやりの田中角栄は、政治家の持つ党派性をフルに発揮したリーダーだった。無視されてきた地域や集団の利益を実現するためには、党派性も必要な場合がある。しかし、それがあまりに行き過ぎれば、我田引水、利益誘導という弊害をもたらす。これに対して官僚は、法にのっとり、公平公正に物事を処理する点に特徴がある。公の権力や財産を私物化させないためには、官僚の杓子定規が必要な場合もある。

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