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秋季教育リーグ 内容第一<浅沼 寿紀>

 プロ野球は19日から日本シリーズ。パ・リーグは日本シリーズ進出をかけ、リーグ優勝の西武と2位ソフトバンクが熱戦を繰り広げているが、5位でシーズンを終えたファイターズはすでに来季に向けスタートした。

 シーズン終了後、主力選手が千葉県鎌ケ谷市の2軍施設や札幌市で秋季練習に取り組む一方で、若手選手は宮崎県で7日開幕した「みやざきフェニックス・リーグ」に出場している。

 フェニックス・リーグはプロ野球12球団に加えて、韓国プロ野球3球団、四国アイランドリーグ選抜など計16チームによる秋季教育リーグ戦。若手選手の育成の場であり、重視されるのが、結果よりも内容だ。

 若手選手は自身を見つめ直し、そこで浮かび上がった課題を克服するために、徹底的に一つのことに取り組むことができる。じっくりと野球に打ち込め、選手にとっては、非常にありがたい時間である。来季に向け、何かをつかみ、いい兆しが見えるように真剣に臨んでもらいたい。

 私も現役時代、野手に転向したころのフェニックス・リーグの期間中は、試合の後や夕食後に、1時間でも2時間でも、寝る間を惜しんでバットを振っていた記憶がある。

 ファイターズの「スピードスター」となった西川遥輝をはじめ、杉谷拳士、中島卓也ら現在の主力選手も、宮崎で競うようにバットを振り込んでいたことを鮮明に覚えている。

 フェニックス・リーグが28日に終わると、日本ハムの秋季キャンプが始まる。リーグ戦、キャンプの期間中に発見した課題をオフシーズンに克服することが、来季へのステップアップにつながっていく。

 今季のファイターズは、主力選手の相次ぐ故障やけがが響いて、勝負どころの8月に大失速してしまった。それだけにシーズンを終えると、2012年の就任から8年目だった栗山英樹監督の去就が注目されたが、続投が決まった。9年連続の監督在任はファイターズでは最長だ。

 この時期は、戦力外通告やドラフト会議も行われる。プロ野球界から去るものがいれば、新たに戦力として加入する選手も決まる。札幌に移転して16シーズン。これまでも数々のドラマを生んできたファイターズが新たな陣容となって、どんなドラマを生み出すのか、どんなペナントレースを戦うのか。オフシーズンの今から楽しみだ。(浅沼 寿紀・元プロ野球選手)

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