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新幹線ダイヤ乱れ/中止行事の記念品に列 台風道南の観光客直撃

 台風19号は関東甲信越や東北地方に甚大な被害をもたらし、道東沖に遠ざかった。13日朝に最接近した道南では大きな被害はなかったものの、新幹線の運行ダイヤは乱れ、行き先を変更する観光客らで駅の窓口は混雑。中止になったイベントでは記念品の受け取りに列ができた。

 函館地方気象台によると、最大瞬間風速は奥尻町奥尻で24・8メートル、北斗市で20・9メートル、函館市美原で20・8メートルなどで、いずれも台風が近づいた13日午前4~9時に記録した。

 北海道新幹線は、東北新幹線(新青森―東京)区間で土砂撤去作業などのため午後4時すぎまで運転を見合わせるなどし、ダイヤが大きく混乱した。午前10時50分ごろに新函館北斗駅を出発した東京行き「はやぶさ18号」は、途中の新青森駅で長時間足止めを食らった。

 函館駅は日程を変更する観光客らで混雑した。友人と函館を訪れた岩手県花巻市の会社員高橋梨紗さん(30)は「天気は良いから帰れると思っていたのに。あすは仕事があるので何とかして帰らないと」と困った様子。娘と函館旅行を楽しんださいたま市の主婦横尾美都子さん(62)は「新幹線の再開予定が分からない。新千歳空港から飛行機で帰ろうか悩んでいます」と疲れた表情を見せた。

 この日予定していた大沼湖畔のイベント「2019北海道大沼グレートラン・ウォーク」は34回目で初めて中止となった。主催の七飯大沼国際観光コンベンション協会はゼッケンと交換する形で記念品を手渡し、出場予定だった市民が列をつくった。函館市の無職川村勝治さん(65)は「ランニングの今シーズンを締めくくりたかったが、来年もエントリーしたい」と力を込めた。記念品の交換は14日も行う。

 津軽海峡フェリーは13日、大間(青森)―函館間の4便を欠航した。函館空港も同日、函館と羽田をむすぶ計10便が欠航した。(和田樹、五十嵐知彦)

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