PR
PR

<ひと語りもの語り>小児がんに負けない 釣りもモデルも私の夢 道東の15歳・千葉百々絵さん 大手と契約、TV出演

 小児がんと闘いながら、釣り師、写真モデルとして活躍する中学3年生がいる。オホーツク管内在住の千葉百々絵(ももか)さん(15)。2年前、全国で年間50例ほどしか発症者のない骨のがんと診断された。苦しい闘病とリハビリを乗り越え、昨秋には釣り具メーカーとモデル契約を結んだ。来春の中学卒業後は東京に拠点を移し、夢を追いかける。

 「釣れました、ホッケです」。9月15日、百々絵さんはオホーツク管内斜里町ウトロから出港した船上で、テレビ大阪の釣り番組の収録に臨んでいた。5時間にも上る撮影。カメラが回っていない時にもスタッフと談笑し、魚が釣れるとはじけるような笑顔を見せた。

 百々絵さんは2018年10月、釣り具ブランド「ダイワ」などで知られるスポーツ用品メーカー・グローブライド(東京)とモデル契約を結び、同社がスポンサーとなっているテレビ番組に出演するなどして、釣りの魅力を伝えている。

■異変
 
 百々絵さんは母奈保美さん(47)の影響で物心がついたころに釣りを始めた。幼いながらも本格的な船釣りに挑む姿が雑誌に取り上げられたこともある。3歳の時には地元の写真館で撮った愛らしい写真が全国規模のコンテストで入賞。それを機にファッション関係の写真モデルに応募して採用されるうちに、写真モデルと釣りを仕事にすることが夢となった。

 体に異変が起きたのは17年9月。発熱を何度も繰り返したが、近くの病院で原因は分からなかった。旭川医大病院で検査を受けると、脚部に腫瘍が見つかり、がんと診断された。担当医は「(治療で)歩けなくなるかもしれない」と奈保美さんに告知。奈保美さんは聞いたこともない病名を百々絵さんに伝えられなかった。

 百々絵さんはそのまま入院。最初に受けた抗がん剤治療は副作用がひどく、高熱にうなされ、激しい口内炎にも苦しんだ。

残り:547文字/全文:1309文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
PR
ページの先頭へ戻る