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函館の街並み 重い維持費 建造物所有者「家建つほど」 国や市の補助不十分 「持ち続けるの大変」解体も

 函館山の麓に位置する函館市西部地区で今春、伝統的建造物が所有者の意向で解体された。築90年近くの民家で、道内唯一の国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)にあり、保存対象に指定されていた。国や市の修繕費補助などを受けても、老朽化が進む建物の維持管理を賄うには十分とは言えず、所有者の負担は重い。人口減や高齢化が進む中、伝統的建造物が立ち並ぶ景観が失われる恐れもあり、市は今後のあり方を模索している。

 「外から見れば立派かもしれない。ただ、古民家を持ち続ける大変さを家族に負わせたくなかった」。重伝建地区の民家を5月に解体した70代の男性は、苦しい胸の内を明かした。

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