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猿払沖小島は「消失」 海保が結論 領海は当面維持

 海上保安庁は24日、消失した可能性があるとして調査していた宗谷管内猿払村沖の「エサンベ鼻北小島」を「島としては存在しない」と結論付け、発表した。付近に浅瀬が確認され、干潮時に姿を現す「低潮高地」の可能性が残ったため、ただちに領海は減らない。低潮高地と認められるかをさらに詳しく調べ、2年後をめどに最終判断する。

 第1管区海上保安本部(小樽)は昨年10月、地元住民から「島が見えなくなった」との情報を受け、「波や流氷の浸食で消えた可能性がある」として調査を開始。同11月と今年5月に航空機や船からの目視などで調べたが、島の姿は確認できなかった。

 国連海洋法条約は島の定義を「満潮時に水面上にある」などとする。同庁は目視のほか、4~5月に周辺の海の潮汐(ちょうせき)データを集めて潮位を分析。この結果を踏まえ、満潮時には水没し、島の定義を満たさないと認めた。

 一方、付近に「非常に浅い浅瀬」を確認。同庁は具体的な水深を明らかにしていないが、この浅瀬が約19年に1度の長周期で見られる極めて低い潮位「精密最低水面」時に海上に出れば低潮高地と認められるとし、今後1年かけて詳細な潮汐データを集めることにした。

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