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クマの牛襲撃相次ぐ 標茶で7月から10頭死ぬ わな、見回りも不発

 【標茶】釧路管内標茶町で放牧中の牛がヒグマに襲われたとみられる被害が止まらない。7月中旬以降20頭に達し、うち10頭が死んだ。町は被害発生場所にわなをしかけて捕獲を目指す一方、道猟友会標茶支部の協力で見回りを強化しているが、捕獲・駆除には至っていない。「長期戦、消耗戦になるかもしれない」(町幹部)と身構えている。

 最初の被害は7月16日、町オソツベツの牧場を巡回中のスタッフが乳牛を引きずるクマを発見。乳牛は死にクマは逃げた。続いて27日までに計9頭の死骸が発見されたほか、背中などに爪痕のような傷を負った牛も相次いで見つかった。

 町は被害のあった牧場から牛を退牧させる一方、箱わなを5基設置し、同支部のハンターが毎日巡回しているが、駆除できたのは27日までに1頭だけ。「退牧させると隣接する牧場で被害が出る」という、いたちごっこの状態だという。

 わなに取り付けたカメラには周囲をうろつく親子とみられるクマや大型のクマが映っていた。わなの中に入らずに餌を取ろうと、周囲を深さ1メートル以上掘り返したり、上に乗った形跡も見つかっており、わなにかからない知恵をある程度、身に付けているとみられる。

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