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クマ駆除に住民安堵「やっと外出できる」 札幌・南区

 早朝の住宅街に銃声が響いた。14日午前6時すぎ、札幌市南区藤野の山林で雌のヒグマ1頭が駆除され、連日の出没に不安を募らせていた付近の住民は胸をなで下ろした。ただ南区では別のクマとみられる目撃情報もあり、市や住民が警戒を続けている。

 「子どもの夏休みももうすぐ終わるので、その前に解決して良かった」

 銃声で目覚めたという近所の会社員山口剛寿さん(61)はほっとした表情で話した。南区藤野、簾舞両地区では8月上旬から、クマが住宅街をうろつき、トウモロコシを食べるなど家庭菜園を荒らしていた。駆除現場近くの住宅街では銃声を聞き、家の外に出て様子をうかがう人もみられた。

 仕事から帰宅直後に銃声を聞いた自営業高木邦夫さん(67)は「この辺りでクマの目撃は珍しくはないが、それでもここまで長引くとは思わなかった」とため息。駆除については「住民は緊張続きだった。クマはかわいそうだが、やっと安心して外出できる」と安堵(あんど)した。

 札幌市が13日、墓参の自粛を呼び掛けていた南区藤野の藤野墓地は14日午前に自粛が解除され、家族連れなどが姿を見せた。ニュースでクマの駆除を知り、妻と妹と訪れた同市西区のアルバイト斉藤幸男さん(67)は「クマの出没を聞き、当初はお寺だけを訪れようと考えていたが、駆除を知り墓地に来た。安心してお盆を迎えられて何よりです」と話した。

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