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議場のバリアフリー化 専門家らは 公共施設と異なる構造一律の対応厳しい 介助対応などに課題

 7月の参院選で重い身体障害がある2人の議員が誕生し、大型の車いすで本会議場に入れるよう改修するなど国会のバリアフリー化が一歩進んだ。道議会や道内の人口10万人以上の市議会には現在、車いすの議員はいないが、今後バリアフリー化に向けてどのような対応が必要か関係者や専門家に聞いた。

 「議場入り口前にスロープを設置し、固定されている議員席のいすを取り外してもらった。『あまり費用をかけないでくれ』と頼んだよ」

 重い障害があるれいわ新選組の新人議員2人が臨時国会に初登院した1日、元美唄市議の広島雄偉(ゆうい)さん(72)は久しぶりに市議会議場を訪れ、当選した当時を振り返った。炭鉱マンだった23歳の時、落盤事故で腰椎を損傷し車いす生活に。1995年の市議選で初当選し、3期12年務めた。

 当時はまだバリアフリーという言葉が一般的ではなく「当事者目線は必要だが、自分だけのために多額の費用をかけてはいけない」と考えたという。当選後、市は玄関スロープやエレベーター設置など庁舎のバリアフリー化に着手。1~4階のトイレの改修も計画したが「財政が厳しい中、市民が普段訪れない議会関係のフロア(3、4階)まで改修する必要はない」と申し入れた。さらに改修するトイレも障害者用に限定せず、妊婦や子連れ、高齢者も使える多目的トイレへの整備を働きかけた。

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