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保育士座談会 増える企業の保育所参入 現場への理解不足も 死角多い保育室にヒヤリ 詳細な報告書に職員萎縮

 待機児童解消の切り札として3年前にスタートした認可外の「企業主導型保育所」を中心に、保育事業に参入する企業が道内でも増えています。しかし、中には経営者側の保育現場への理解が不足しているケースもあるようです。道内在住のベテラン保育士で、従来の企業が経営する認可保育所に勤務経験のあるAさんとBさん、企業主導型保育所を短期間で退職した経験のあるCさんとDさんの4人に、座談会形式で実情を聞きました。

 ――企業側の理解不足を感じた体験はありますか。

 Cさん 私が勤めた企業主導型は、安全性への意識が欠けていました。例えば、本来あってはならない「死角」が多い。保育室は子どもが遊び、食事や昼寝をしながら1日を過ごす場所です。誰がどこで何をしているか、保育士がひと目で全体を把握する必要があるのに、壁や遊具に遮られて見えない場所がいくつもある。「いつ事故が起きてもおかしくない」と気持ちが落ち着かなかった。

 Dさん 保育室が、事務室のすぐ隣にある企業主導型もありましたよ。昼寝の時間に事務室で電話が鳴ったり、人が出入りすると敏感な子は何度も目覚める。「よく知らない人が設計したんだな」と思いました。

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