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室蘭漁協が毛ガニ漁操業自粛 漁獲量激減響く 許容量、最低の33トン 市民落胆 毛がに祭りも中止へ

 室蘭漁協は9日、10日解禁の胆振太平洋海域(室蘭市―胆振管内むかわ町)での毛ガニかご漁を自粛する方針を決めた。漁協所属の漁業者が昨年の同漁で道規則に違反した事件以上に、今季の同海域の許容漁獲量が1992年度以降、過去最低の33トンに落ち込んだことが大きく響いた。地元での漁獲量確保の見通しが立たず、夏の風物詩「毛がに祭り」も3年連続で中止となる見通しで、市民からは落胆の声が上がっている。

 道などによると、昨年7月、室蘭漁協の漁業者2人が漁獲した毛ガニの一部を隠匿したなどとして、道海面漁業調整規則違反の疑いで書類送検された。今季の漁期は8月20日まであったが、全漁期の出漁を断念した要因には、こうした問題に加え、許容漁獲量の激減がある。

 92年度以降の許容漁獲量は、2011年度に最多の370トンだった。12年度に302トンに減少し、16年度まで横ばいが続いたが、17年度に176トンに低下。さらに本年度は昨年度の72トンから半減以下の33トンと、ピークの9%になった。7隻が所属する室蘭漁協の許容漁獲量の割り当ては約4トン。1隻あたり600キロほどだ。同漁協は「採算性に加え、来年以降に備え、資源保護を考慮せざるを得なかった」と話す。

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