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営業60年超 池田唯一の豆腐店閉店 昔ながらの手作り「お客さんに支えられた」

 【池田】町内唯一の豆腐店「森豆腐店」(西1の3)が近く閉店する。切り盛りする森敏彦さん(84)、紀美子さん(79)夫妻の体調不良などで、60年以上の歴史に終止符を打つ。町民の食卓を支えた池田の名店がまた一つ消える。

 同店は戦前から営業していたが、戦時中は金物が軍に接収され営業を断念。1952年に再開したという。森さん夫婦は2代目で、3代目の長男賢幸さん(47)と3人で営業していた。大型機械を導入せず、昔ながらの手作りで、「手間も時間もかかる重労働」(紀美子さん)の作業を続けてきた。

 「最盛期の昭和30~40年代は人口も多く、運動会や祭りになると小揚が飛ぶように売れた」と夫妻は振り返る。だが、国鉄分割・民営化による機関区、保線区の廃止などで町内の人口は1万7千人(1955年)から6689人(今年6月末現在)に大きく減少。さらに水道光熱費がかさみ、「豆腐が売れてももうけは吹き飛び、限界の状況」(紀美子さん)になった。

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