PR
PR

就職氷河期世代に国が支援策 労働者の実態とズレ

 バブル崩壊後の就職難に直面した「就職氷河期世代」に対し、国が6月に支援策を打ち出した。だが対象は非正規雇用や引きこもりの人だけで、目標も3年間で正規雇用を30万人増やすにとどまる。この世代は正社員であっても、転職を繰り返していたり、不景気で昇給が抑えられたりしたため給与水準で他世代との格差が目立ち、国の支援策に複雑な思いを抱く人も少なくない。

■対象限定、低い正規雇用目標 低所得や格差是正も急務

 「『正社員になれればいいよね、あとは自己責任で』と言われているみたい。そもそも支援策の対象人数が少ないし、周りに自分より収入面で厳しい人がいるので期待できない」。札幌市のコールセンターで契約社員として働く江別市在住のたかしさん(37)=仮名=は、国の支援策について疑問の目を向ける。

 政府は6月21日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」で、30代半ばから40代半ばとされる就職氷河期世代への支援策を明記。非正規雇用や引きこもりの人ら約100万人のうち、3年間の集中支援策で正規雇用を30万人増やすとした。

残り:2809文字/全文:3273文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
PR
ページの先頭へ戻る